栗原市で注文住宅を建てたいと思ったときに「高性能住宅」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。高性能住宅とは、どのような性能を持った住宅をいうのでしょうか？また、高性能住宅に住むとどのような特徴があるのでしょうか？この記事では、栗原市で注文住宅を建てる際に知っておきたい「高性能住宅」について解説します。

高性能住宅の4つのポイント

まず、高性能住宅とはどのような性能が備わっているのかについてご紹介します。

気密性

室内と屋外の間で隙間風が生じないように、隙間を減らすことを住宅の気密化といいます。気密性を高めることで、冷暖房が聞きやすくなり省エネに繋げられるのです。また、断熱性能の効果を高めたり、壁の中が濡れたりしないように防水機能の役割も果たします。

断熱性

壁・床・天井に断熱材を使用して、高い断熱性・気密性を実現した住まいのことをいいます。断熱材を被せて覆ったりすることで、家の外の熱を伝わりにくくするのです。その結果、夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごすことができます。

耐震性

耐震性とは、地震が発生したときの揺れに耐えられる度合いをいいます。耐震性が高い住宅ほど、強い地震の揺れにさらされても倒壊したり破損しにくいです。耐震性は、耐震等し級で表示をされて「耐震等級3」が一番強いです。

耐久性

耐久性とは、外部からの物理的・化学的な影響に対して、どれだけ長く抵抗できるかを示す性能をいいます。構造材・外壁・内装・基礎・設備など主要部分が、どれだけ長く持つか、いかに劣化に抵抗できるかという性能のことをいいます。

高性能住宅のメリット

「気密性」「断熱性」「耐震性」「耐久性」に優れた高性能住宅には、以下のようなメリットがあります。

ヒートショックを防げる

近年、ヒートショックによる事故のニュースが報道されています。室内の温度差によって血圧の急な昇降を繰り返して失神する場合があります。ヒートショックによる死亡や怪我の多さは想像以上で交通事故の2倍とも消費者庁で言われているのです。しかし、室内の温度差をなくせば、ヒートショックを防ぐことはできます。

光熱費が抑えられる

高気密高断熱の家は、冷暖房が長時間効くため、冷暖房機器は少ない稼働で済みます。ある研究では、昭和55年の省エネ基準住宅と平成28年の省エネ基準住宅を比較すると、1年間に8万円以上、住宅ローン返済が終わる35年間では300万円近い節約ができます。

地震などの災害に強い

耐震性を高めることで、地震や台風などによる被害を軽減することができます。揺れたときに建物が崩壊しないだけでなく、揺れを防いで家具の転倒を減らすように考慮された家もあります。

家が長持ちする

雨漏りや結露・シロアリ被害などは、家の劣化のスピードを早めます。しかし、耐久性の高い部材を使用してシロアリ被害軽減の対策が適切に取られた家は、メンテナンスフリーで長持ちします。

補助金制度がある

高性能住宅は省エネ住宅なので国も推進しており「ゼロエネ住宅補助金」「エネファーム設置補助金」「長期優良住宅税制優遇」などの補助金が給付されることもあります。また、国だけではなくて、各自治体の独自の補助金制度があることもあるはずです。

まとめ

今回は、高性能住宅について解説しました。気密性・断熱性・耐震性・耐久性に優れた家に住めば、電気光熱費が節約できたり、メンテナンスフリーになるなど、たくさんのメリットが得られます。

また、省エネ住宅の普及として国も高性能住宅を推進しているので、補助金も活用できます。そのため、高性能住宅を建てる場合は補助金なども提案してくれる住宅会社に相談をしてみてくださいね。

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