つらい風邪をひく前に。ハーブで予防しましょう!
日に日に寒さが厳しくなり、風の冷たさに思わず声が出てしまいます。冬は気温も湿度も低く、風邪やインフルエンザのウイルスの感染力が高まる季節。また、空気の乾燥のせいで、のどや鼻が乾き、感染しやすい状態になります。
症状の重さに関わらず、風邪をひくとつらいですよね。できるだけ元気に冬を過ごすために、普段から免疫力をつけましょう!そこで今日は、古い時代から人々の健康を助けてくれたハーブをご紹介します。
1. ハッカのうがい薬ですっきり!
「ハッカ」というハーブをご存じですか?最近では「ミント」という名称のほうが、なじみがあるかもしれませんね。ハッカ(二ホンハッカ)は、日本在来のシソ科の植物です。ミントは数百種類あるといわれており、厳密にいうと属性に違いがあるのですが、ほとんど同じようなものとしてとらえてよいでしょう。
ハッカは抗菌作用があり、風邪の予防にぴったりです。そこでハッカ油をグラス一杯の水に、1滴たらしたものでうがいをすると、抗菌作用のあるうがい薬ができます。マウスウォッシュとしても活用できますよ。「ハッカ油」はドラッグストアなどで手に入れられますので、ぜひ作ってみてくださいね。
※飲用不可のハッカ油も売られているため、飲用できるものか確認してから作りましょう。
2. アロマの芳香浴で心とからだをケア
芳香浴とは部屋に香りを満たして、楽しむことをいいます。オイルウォーマーなどでアロマオイルを温めたり、加湿器にアロマオイルを垂らしたりといった方法があります。風邪の予防には、抗菌・抗ウイルス作用のあるハーブを使った芳香浴がおすすめです。
例えば、ティートリーやユーカリを使ってみましょう。ティートリーは鼻を抜けるようなすっとした清潔感のある香りで、抗菌作用・抗炎症作用があります。ユーカリには強い殺菌作用や去痰作用があり、鼻やのどのトラブルに有効です。また免疫機能を高める働きがあり、風邪の初期に使うと回復が早まるそうですよ。
3. 風邪のひきはじめにおすすめのハーブティ
免疫力を高めるハーブで、風邪を予防しましょう。それでも風邪をひいてしまったときは、喉の粘膜を保護してはやめに対処ができたら嬉しいですよね。早い段階で飲めば、鼻水や咳にも効果があり、治りが早くなるでしょう。そんな風邪の予防やひきはじめにおすすめのハーブは、エキナセアやエルダーフラワーです。1日3杯ほどを目安に飲んでみてくださいね。
※体質や症状によっては効果が得られない、あるいは害があるハーブもあります。専門家に確認してから摂取するようにしてください。
まとめ
「風邪かな?」と思ったら、まずはしっかり休むことが大切です。また早めにお医者さんにみてもらって、適切な処置をしてください。でも日ごろから風邪をひかないように、暮らしをととのえることも必要ですよね。適度な運動、食事、質の高い睡眠を心がけて、健康な生活を送るようにしましょう。そんな毎日に寄り添うようなハーブの力を借りて、元気に冬を乗り越えてくださいね。