すぐに始めよう「冬の」防災対策!命を守る準備はできていますか?
いよいよ本格的な冬が始まりまります。
9月1日の防災の日に、備蓄品や避難用防災バッグを用意したり、点検したりした方もいると思います。しかし、その対策は冬でも万全ですか?春・夏のセットで満足してしまい、寒さなど冬に向けた準備ができていないケースもよくあります。
そこで、今日は冬の防災対策のポイントをお伝えします。ご自宅の防災について、あらためて見直してみてくださいね。
1. まずは基本の防災準備を整えて。
季節にかかわらず、災害が発生したときに備えての準備は必ず必要です。
自宅での安全が確保できない場合には、近隣の避難所へ避難しなければいけません。避難所では、毛布や飲料水など必要最低限のものは用意されているでしょう。しかし多くの人が集まるため、支給されるまでに時間がかかったり、不足したりする可能性も考えられます。そのため最低でも1日は生活できるだけのものを、持ち出せるようにまとめておきましょう。
また近年では、感染症対策として自宅あるいは自家用車などで在宅避難をするケースも増えています。電気・水道・ガスなどのライフラインが止まってもよいように、少なくとも3日分の食料品や水などを用意してください。
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2. 冬の防災の基本は「寒さ」対策。
やはり、冬特有の防災対策のかなめは「防寒」です。季節を問わず用意しておく避難用バッグのほかに、夏・冬それぞれの季節袋をつくりましょう。冬が近づいてきたら、ブランケットや防寒具などを入れた冬セットと夏セットを入れ替えます。
また災害はいつ発生するかわかりません。出社しているときや外出時に被災する可能性もあります。帰宅難民となるケースも想定して、日常的に使い捨てカイロ・保湿クリーム・マフラーなどの防寒具を持ち歩くとよいでしょう。
3. 寒さ以外に気を付けておきたいポイントは?
冬の避難では、寒さ以外にも意識しておきたい点があります。
まずは乾燥対策です。リップクリームや化粧水・保湿クリームなどの保湿グッズを入れておきましょう。これらの基礎化粧品は、季節を問わず持ち出し用避難バッグに入れ忘れやすいアイテムなので、旅行用のセットを常備しておくなどしましょう。
また冬は、風邪やインフルエンザが流行する季節です。避難所では、さまざまな人がたくさん集まります。そのため感染症対策をしっかりとする必要があります。マスクやアルコール消毒ジェルだけでなく、のど飴などを常備してください。
冬の特有の災害として、雪害や空気の乾燥による火災も挙げられます。近年は、もともと雪の多い地域だけでなく、都心部でも大雪による被害が起こっているため、日ごろから備えをしっかりしましょう。
まとめ
災害はいつ起こるかわからないからこそ、いつ起こっても被害を最小限に抑えられるような対策をしっかりしましょう。本格的な冬をむかえる前に、もう一度冬の防災対策を見直してみてくださいね。