【防災対策】持ち出し用避難バッグは用意してありますか?
9月1日の「防災の日」を前に、改めて防災意識を高め、しっかりと準備をしませんか?
3回にわたり、防災意識を高めるために防災準備についてお伝えしています。前回は「備蓄品」にはなにが必要かを詳しく解説しました。今あるものを整理して、きちんと備蓄品をととのえてくださいね。
さて第2回目の今日は「避難用持ち出しバッグ」です。
自宅での避難ができない場合、あるいは被害が想定される際は、近隣の避難場所へ迅速に逃げる必要があります。
ほとんどの場合、災害は突然やって来るので、被災してから持ち出す物を用意していては命の危険が高まります。あらかじめすぐ取り出せる場所に用意しておきましょう。
1. 非常用持ち出しバッグで用意するもの
まずは「非常用持ち出しバッグ」に入れておくとよい、基本のセット内容を書き出します。あくまでも基本的な物のみの記載なので、小さな子どもがいるご家庭など、それぞれの環境に応じて追加してくださいね。
■水・食品
・非常食 3食分
・水 500ml 3本
■生活に役立つもの
・太陽光充電器
・USB充電式ヘッドライト
・飲料水袋
・ティッシュ
・布ガムテープ
・エアーマット
・エマージェンシーシート
・レジャーシート
■衛生用品
・携帯用トイレセット 5回分
・救急セット
・からだふき
・マウスウォッシュ
・アルコール消毒ジェル
・個包装マスク
・アイマスク・耳栓
■避難時に必要なもの
・懐中電灯
・ヘルメット
・レインコート(かっぱ)
・エマージェンシーシート・レジャーシート
2. バッグはどんな形状がよい?
非常用持ち出し品を揃えたら、適度な大きさのリュックサックに入れましょう。揃えてみると分かりますが、想像以上に量が多く、ボストンバッグなどが必要に感じるかもしれません。
しかし避難するときは、両手をあけて安全を確保する必要があるため、背中に背負うことができるタイプのバッグに入れるようにしてください。重量も増えるので、肩にあたる部分に柔らかいパッドがついているものなどがおすすめです。
中に入れるものは、圧縮ぶくろなどで出来るだけコンパクトにまとめておくとよいでしょう。軍手や懐中電灯、レインコートなど、避難時に必要なものは取り出しやすい場所に入れておきましょう。
パッキングが終わったら、必ず実際に背負ってみてください。重くて持てない量では避難することができません。自分で運べる量を調整しましょう。
3. 消費期限チェックを忘れずに!
一度、非常用持ち出しバッグを作れば終わりではありません。
食品や水には消費期限がありますし、乾電池が切れていることもあります。非常用のものは、元々の消費期限が長いものが多いため、うっかり忘れてしまいがちです。9月1日の防災の日など、年に1回~2回ほど定期点検の日を決めてチェックしてください。
まとめ
非常用持ち出しバッグを使うタイミングは、命の危険がすぐ隣に迫っているときです。自宅が被災すると、予想以上にパニックになります。できるだけ準備をきちんとして、少しでも不安要素を減らしておきましょう。