【防災対策】備蓄品のチェックをしましょう!
近年、台風や豪雨など、夏の災害が続き、地震だけでなく不安に感じることが増えています。避けることのできない自然災害ですが、あらかじめきちんと準備をしておくことで、被害を最小限にとどめられます。
9月1日の「防災の日」を前に、改めて防災意識を高め、しっかりと準備をしませんか?
しかし、なにをどう準備すればよいのか、よくわからない方も多いでしょう。そこで、3回にわたり、防災準備についてお伝えしたいと思います。第1回目の今日は「備蓄品」です。自宅で避難をする「在宅避難」のために必要な道具や食材を確認していきましょう。
1. 最低限「大人が3日間 生活できる」だけのものを準備する
防災対策として、3日分の備蓄品を用意するように政府や自治体から発信されています。この3日というキーワードは、はっきりとした基準があります。
3日=72時間は「命のリミット」と言われています。そのため災害発生から72時間は、人命救助が最優先され、ライフラインの復旧が遅れがちになります。
できるだけ自分の力で、3日間を過ごす必要があるのです。被災する場所は、自宅以外も考えられ、企業などには従業員が会社内で3日間避難できるだけの備蓄をするようガイドラインが定められています。
2. 大人3日分の備蓄品はどれくらい?
では具体的に、備蓄するとよいのでしょうか?
(1)飲料水・食品類
・水:1日3リットル×3=9リットル
・主食:レトルトごはん・アルファ化米・缶入りパン・乾燥パスタなど
・副菜:おかず缶詰・レトルト食品など
・栄養補助食品:ビスケット・クッキーなど
・その他:お菓子・乾麺・フリーズドライ食品など
(2)道具
・懐中電灯
・ヘルメット
・軍手
・ガスコンロ・ガスボンベ
・簡易トイレ
・携帯電話充電器(電池式・太陽光発電式など)
・ラジオ
・サランラップ
・アルミホイル
・ビニール袋
・ビニール手袋
・乾電池
・給水袋
(3)衛生用品など
・救急セット
・常備薬
・マウスウォッシュ
・ティッシュペーパー
・トイレットペーパー
・ウェットティッシュ
・ボディシート
・基礎化粧品
・アルコール除菌スプレー(ジェル)
・生理用品
・使い捨てコンタクトレンズ
赤ちゃんや子どもがいる家庭では、おむつやミルク・離乳食なども必要になります。基本的な備蓄品を参考にしながら、各家庭で必要に応じて増減するようにしましょう。
3. 「ローリングストック」で備蓄をする
日常的に使う食材や備品を、少しだけ多めに在庫することを「ローリングストック」といいます。たとえば、米や缶詰、トイレットペーパーなどは必要量よりも少し多く購入し、使いながら補充していきます。
消費期限などがある食品などは特に、使いながら備蓄することで、無駄にすることがないでしょう。
まとめ
防災はいつか……と思っていると、なかなか始められません。大切な命を守るために、今すぐ行動に移しましょう!
防災にまつわるお話、第2回は「持ち出し避難用バッグ」について解説します。