無添加住宅のこだわりの素材 炭化コルクについて知ろう!
無添加住宅では、外壁にしっくいと炭化コルクを使っています。
この二つの素材によるW効果によって、長寿命住宅を実現しています。住まう人の安全・安心を守ってくれているコルク。今日はそんなコルクについて、迫ってみます!
1. そもそもコルクとは?
「コルク(cork)」は、コルクガシの樹皮組織をはがし加工した、弾力性のある素材です。空気を良く含み、柔らかいのが特徴で、断熱性にも優れています。
ワインの栓として使われることが多いのは、かびや細菌に浸食されず、ワインの呼吸を可能にする特性があるからです。
目の細かさによって、ワインの栓・機械の振動吸収材などに使われますが、目の粗いものは建材として使用されます。
2. 建材としての炭化コルクとは
床材などに使われることもありますが、無添加住宅では「炭化コルク」を断熱材として使用しています。
炭化コルクは、コルクくずを金属型に入れ、熱を加えながら圧縮し、蒸し焼きにしたものです。コルク本来の防虫性・断熱性に、炭化することでホルムアルデヒドやアンモニアを吸収する空気の浄化作用や吸湿作用が加わります。
そのため、床下地や断熱材に適した素材となるのです。また、蒸し焼きにする工程で、自らの樹液で固まるため、化学接着剤不要で安全です。
健康や環境への問題が指摘されている「アスベスト(石綿)」や「グラスウール」に比べても、遜色のない優秀な素材と言えるでしょう。
3. 炭化コルクのデメリット
万能な素材であるコルクですが、デメリットもあります。それはコルクガシが、ポルトガルやスペインなどの地中海沿岸でしか育たないことと、木が育つまでに15年もの年月がかかることです。
また手作業でしか樹皮をはがすことができず、大変な手間がかかります。
しあかし、コルクは樹皮をはがしてから9年ほどで再生し、1本の木から合計10回は採取することができます。コルクの森の面積が最も多いポルトガルは、世界の30%をシェアしています。
歴史や産業の保護を大切にしているポルトガルでは、コルクの森を守るための法律を整備し、厳しく大切に管理しています。
無添加住宅では、このとても貴重なポルトガルの炭化コルクを現地から直輸入し、断熱材として使用しているのです。
まとめ
暮らす人の健康を守るために、素材にこだわる無添加住宅ですが、その材料が作られる過程も大切にしています。
「しっくい塗り炭化コルクウォール」は、炭化コルクとしっくいの持つ優れた特性の相乗効果で従来の外壁の概念を変える、画期的な工法です。
天然ならでは機能は、家にも健康にも、地球環境にも優しい素材となります。家の財産価値を失わないままに、安心安全を約束する無添加住宅のこだわり。オノブンの家で、ぜひ実際に体感してみてください。
オノブンの家では、8月11日(木)~8月16日(火)まで夏季休暇をいただきます。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご了承のほど何卒よろしくお願い申し上げます。