【無添加住宅】漆喰壁の特徴と、メリット・デメリットを解説!
無添加住宅の外壁・内壁には、オリジナルの漆喰が使われています。漆喰は健康や環境に配慮した、素晴らしい材料のひとつで、古くから日本でも使われてきた素材です。一時期は安価なビニールクロスなどが主流となりましたが、近年はその魅力が改めて見直されています。今日はそんな漆喰の特徴を、メリット・デメリットとといっしょにお伝えしたいと思います。
1. 漆喰の特徴
漆喰(しっくい)は、石灰由来の壁材で、昔から外壁・内壁に使われてきました。
洋風・和風、どちらにもマッチするテクスチャーは、長く愛されてきましたが、昭和の高度経済成長期とともに、新建材や安価なビニールクロスにとってかわられた過去があります。しかし、シックハウス症候群や環境破壊の観点から、今あらためて自然素材の壁材「漆喰が着目されるようになりました。
一般的に販売されている漆喰には、合成接着剤や合成樹脂などの石油由来ののりが混ざっているものも多くありますが、無添加住宅では化学合成接着剤は使わず、海藻由来の素材で作られたオリジナル漆喰を使っています。人体に有害な化学物質が、シックハウス症候群や化学物質過敏症の原因になることがあるため、住む人が心から安心して暮らせる素材作りにもこだわったからです。
2. 漆喰のメリット
漆喰には、次のようなメリットがあります。
・経年劣化がない
ビニールクロスは、黄ばみや剥がれなどの傷みで10年ほどで張り替えるのが一般的です。しかし漆喰は長い年月劣化せず、ホコリ付着しにくい性質から美観を損ねず長く使えます。
・調湿性能がある
漆喰は微細な多孔質の素材で、吸湿・放湿性能があります。
その結果、結露を防ぎ、建物の耐久性を維持できます。
・耐火性に優れている
建築基準法で不燃材料にも認定されている漆喰は、防火性が非常に高い素材です。
万が一の火災でも、ダイオキシンなどの有害ガスを発生させることもありません。
・抗菌性がある
殺菌にも使われる抗アルカリ性質を持っており、細菌やカビを抑えます。
しっかりと乾燥させた漆喰は、人間にも害がなく安心です。
3. 漆喰のデメリット
漆喰にはデメリットもあります。
・ひび割れ
時間の経過とともに、どんどん固くなる性質があり、地震などの強い揺れでひび割れることがあります。
・汚れが目立つ
水をはじかないため、コーヒーなど色の濃いものをこぼすと浸透してシミになってしまいます。小さなシミであれば、やすりやカッターナイフで削るメンテナンスができます。
・手間と費用がかかる
安価なビニールクロスと比べると、材料費も高くなるだけでなく、左官技術も必要なため、施工費がも高くなる傾向があります。
まとめ
白い外観、内装が美しい漆喰壁。デメリットもありますが、健康的な生活を作り上げてくれる、素敵な素材であることをお分かりいただけたでしょうか?見た目の印象も美しい漆喰壁の家。ぜひオノブンの家で実際に触れて、ご確認ください。