無添加住宅の安全と省エネ性
無添加住宅はシックハウス症候群など、建築物による健康被害を減らすために素材にこだわって作られています。しかし、からだにはよくても「いざ」というときに安心なのか?気になる方もいらっしゃるかと思います。
火事や地震、できれば避けたい災害ですが、万が一のときでも安心して暮らせる住宅であるために。無添加住宅がみなさまの安心・安全のために考えていることをお伝えします。
1.火事に対する安心な素材
無添加住宅の外壁はオリジナル漆喰「MOCOE(モコエ)」を使用。セメント系塗壁材で、耐火性・耐久性・意匠性に優れています。断熱・防音・調湿性・耐腐食性の高い「炭化コルク」と組み合わせることで、国土交通省による厳しい試験をクリアし認定取得しています。商品にならないバージンコルクやワイ栓に使うコルクの残りなどを原材料としたエコな素材でもあります。さらに壁や天井の中にも「ウッドファイバー」「パーフェクトバリア」と呼ばれる充填断熱材を使用。安心素材で耐火性が高いだけでなく、万が一の火事でも有害物質が発生しないものとなっています。
2.地震に対する安全性
無添加住宅が推奨している、三次元耐震補強システム金物「コボット」。国土交通大臣認定の耐震補強金物で、構造用合板を使用せず耐震等級3(最高ランク)を実現しています。基礎と土台の間に使用している石パッキン(御影石)は、プラスチックがジュ原料の一般的な基礎に比べ劣化しないため安全です。割れや剥離の危険性がある集成柱は、有害な化学物質を含む接着剤使用という側面も含め、無添加住宅では使わないことも安心要素の一つです。
3.夏の涼しさで省エネを実現
施工時に大量の水を使うオリジナル漆喰は、乾燥させる間に純粋な炭酸カルシウムが結晶化します。その結晶が太陽光の熱源・赤外線を乱反射させてくれます。そのため外壁に熱がたまりにくく涼しくなるという仕組みです。内壁に使用している漆喰壁も同様に反射呼応かがあります。高窓や照明器具がうまく反射するようにプランすることで、照明器具自体を減らしたり、明るさを控えめにすることができ、省エネにつながります。
同時に屋根材も「クール―フ工法」と呼ばれる、特許取得済の独自の工法により、屋根部の熱を自然の風力での換気が可能。従来の屋根以上の涼しさを実現しています。これらのことから、一般的なビニールクロスの壁紙を使用している住宅と比べ、夏場の冷房断熱を15%以上も削減可能。お財布にも安心な住宅となりました。
まとめ
最近も大きな地震が頻発し、心配は尽きません。できればなにも起こらないことがベストですが、万が一に備えて安心して暮らせる家づくりを考えることも重要です。無添加住宅は、毎日の暮らしの安心・安全と同時に、いつ来るかわからない災害に対しても真剣に取り組んでいます。