【家づくりで大切なこと】防犯意識を高めて安心して暮らせる毎日を
家づくりの計画は、決めることがたくさんあります。間取りや内装だけでなく、気にかけていただきたのは「防犯」についてです。
警察庁・特別サイト「すまいる防犯110番」によると、窃盗侵入・強盗侵入の発生は「戸建て住宅」がいちばん多い結果となっています。被害にあわないようにするため『自分は大丈夫』と過信せず、できる対策をしっかりとりましょう。
今日は改めて、住宅の防犯について考えてみたいと思います。
1. 狙われやすい場所はどこ?気をつけるポイントは?
戸建て住宅で侵入されやすい場所は、玄関と1階の掃き出し窓。2階のベランダなど、人目につきにくい場所、日中誰もいない場所などが狙われやすくなります。ゴミ捨てなど、少しの外出でも必ず鍵をかけることはもちろんですが、二重鍵をつける・防犯灯を設置すると言った対策が必須です。
2階のベランダへは、庭木や外置き倉庫などを足場にして侵入します。侵入経路にならないような配置にするとともに、倉庫内のはしご・脚立やノコギリなどの工具を犯人に使われないよう、きちんと施錠してください。
2. 防犯対策グッズのオススメ
家づくりの段階でも、防犯用のスポットライトの設置や窓に格子を取り付けるといった対策ができます。また犯人にとって好都合な「死角」を生まない間取りや外構設計も大切です。見た目の好みだけでなく、安心・安全な住まいを考えた計画を進めましょう。
それでも不安の残る場所には、後付けの防犯グッズも有効です。掃き出し窓のサッシに取り付けるだけの「ウィンドウロック」や窓ガラスを割れにくくする「防犯フィルム」も、手軽にできる防犯対策。また窓ガラスが激しく揺れると大きなアラート音で周囲に知らせる「窓用薄型防犯アラーム」もオススメです。犯人は静かに窓ガラスを割るテクニックを知っています。音や光での警告は一刻も早く侵入を試みたい犯人にとっては、もっとも嫌な防犯対策となります。
まとめ
防犯対策は以前から言われ続けている「当たり前」のことばかりです。窃盗犯も日々進化する設備に対して新しい知識をつけていますが、初動を食い止めるにはまず基本的な防犯対策をすることが大切。器具や設備に頼りすぎず、狙われない家づくりを日々意識して、家族の安全を守りましょう。
また地域住民の連帯感のつよい地域は、犯人から狙われにくくなります。近所の人に声をかけられたことで、侵入を諦めるケースもたくさんあります。安心して暮らすために、自分たちも日ごろから不審者を呼ばない・居つかせない地域づくりに貢献することも大切な心掛けのひとつになります。
参照:警察庁・特別サイト「すまいる防犯110番」
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/top.html