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【お正月の準備をはじめましょう!】第1回「注連縄」

 

クリスマスが過ぎると世間は一気にお正月に向けて動き出します。「年の瀬」のどこかソワソワする雰囲気も楽しく感じられます。新年を迎えるために、大掃除をして、新年の飾りをするこの時期。みなさんはご準備は始められましたか?

 

今回から3回にわたり、お正月飾りについてその歴史や飾り方、また片付けのルールをお伝えしたいと思います。今年はいいかな・・・なって思っていた方も、せっかくなのでぜひ飾ってみてくださいね。

 

さて第1回目の今日は「注連縄」。「しめなわ」と読みます。なじみ深いもののようで、実際のところ一体なんのためのものなのかよく知らない方も多いのでは?ご一緒にその謎を紐解いていきましょう!

 

1. しめ縄とは?

「注連」とは神様の領域を指し、しめ縄は神聖な場所と現世の堺の印とされています。神社や豊作祈願として稲わらで作られていましたが、現代では洋風にアレンジしたものもたくさん見かけます。しめ縄に縁起物を飾り付けたものを「しめ飾り」とよび、お迎えする順ができていることを年神様へお知らせする意味を持ちます。

 

2. いつから飾る?

12月13日は「すす払い」と言い、1年の汚れを落とし新しい年を迎える準備を始める日とされています。年末にかけて、大掃除をするのはその習わしに基づいているんですね。お正月準備はすす払いの13日から始め、落ち着いて新年を迎えるために12月30日までには終わらせましょう。

 

お正月の飾りは二十九=二重苦のごろ合わせを避けると同時に31日の「一夜飾り」とならないよう30日には飾るとよいでしょう。現代ではクリスマスリースを外した後、26日からしめ飾りを玄関に飾るというご家庭も多いと思います。

 

3. 片付けはいつどうやって?

お正月が過ぎ日常に戻った頃になると、お正月飾りをいつどのように片づけるのか迷われる方もいらっしゃいますよね。地域によってすこし考え方も異なりますが、1月7日あるいは1月15日という認識が一般的です。

 

かつては小正月である1月15日に「左義長・どんと焼き」という火祭りで正月飾りを焼いた上で奉納していました。現在でもお近くの神社で行われているかもしれませんので、調べてみてくださいね。

 

ご自宅の庭で庭の土・塩・お神酒で清め、土の上で焼く方法もあります。マンションなど焼くことも難しい方は、大きめの紙に右・左・中に塩を置き、正月飾りを包み処分します。他のゴミとは別にし、飾りものは事前に地域の分別指定に従って分けてください。

 

まとめ

神聖な行事でもあるお正月。しきたりや慣習があるので、ちょっと難しそうに感じてしまいますよね。現代の暮らしでは、かつての通りにできないこともあると思います。

 

由来や意味を知り、ご自身の暮らしに合わせて上手にアレンジしながら取り入れてみてください。次回は「鏡餅」について、その由来や飾り方についてお話します。

 

 

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