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【無添加住宅】お米の接着剤!?「米のり」ってご存知ですか?

 

無添加住宅では、室内建具(ドアなど)や収納扉に使われる集成材には「米のり」を使用しています。シックハウスの原因と言われる、化学接着剤による健康被害を抑えるために借りたのは先人の知恵でした。

 

米のりは、古くは奈良時代から疲れた形跡が残されています。建築物や建材だけでなく仏像にも使われ、江戸時代には広く庶民の暮らしにも浸透しました。

 

そんな「米のり」の特徴を、ご紹介します。

 

1. 安心・安全 お米からできた天然の接着剤

米のりは、炊きたてのごはんを練って作られます。熱によって高分子化し、固まってのりへと生まれかわるのです。

 

特に木材との相性のよい米のりは、木工用ボンドと同等の強度が実証され、100年以上の耐久性があると言われています。天然のものは「弱い」と思われがちですが、木材と同じように湿度によって伸縮する米のりは、はがれにくい接着剤です。

 

2. 化学接着剤との違いは?

 

一般的な化学接着剤は、プラスチックをシンナーなどで溶かしたものです。木と木を接着するときにシンナーなどが揮発し、元のプラスチックに戻る性質を使っています。この揮発する素材が、からだに害を及ぼす原因と言われています。(現在、使用できる建材には2003年の7月1日に施行された建築基準法に則り、ホルムアルデヒドなどの有害物質の発生に対し厳しい基準が課せられています。)

 

シックハウスの原因は、完全に特定されているわけではなく、接着剤問題をクリアしても100%解決には至りません。しかし、湿度による木材の伸縮に対応できず、劣化しやすい化学接着剤で作られた建材は短命です。住宅そのものの寿命も30年ほどの短命になることを考えてもサステナブルな材料ではないと言えるでしょう。

 

3. メリットばかりの100%優等生なの?

ここまで、米のりのよい点をお伝えしましたがデメリットはないのでしょうか。残念ながら、マイナス面もあるのが事実です。

前述のとおり、はがれにくく耐久性の高い材料ではありますが「水に弱い」という欠点があります。直接水がかかるような場所では、はがれやすくなってしまいます。

 

そのため、キッチンや洗面などの水回りに使用する際は、防水性のある柿渋や無添加ワックスを定期的に塗装するとよいでしょう。防水効果のほかに、防虫効果や木製品の味わいをよくするメリットもありますよ。

 

まとめ

健康的で持続可能な住宅は、これからの家づくりの絶対条件になってくるでしょう。無添加住宅では、暮らす人だけでなく環境にもやさしい家づくりを目指して、見えない場所にもこだわりを持ったご提案をしています。

 

これからの未来を見据えた家づくりを、ご一緒に検討してみませんか?

 

オノブンの家でも実際に素材に触れながら、詳しくご案内をしています。お気軽に遊びにきてくださいね。

 

 

 

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