飛騨の家具メーカー3選 美しい木工家具企業の魅力に迫ります!
日本全国、さまざまな土地に家具の産地があります。
なかでも岐阜県・飛騨高山地方は、木工家具で有名な一大産地。飛騨の匠の技が生かされた家具は、多くの人を魅了し続けています。
今回は数ある飛騨高山の木工家具メーカーの中から、厳選して3メーカーをご紹介します。いずれも家具の品質はさることながら、地元の森林保護や雇用・教育への意識も高い企業です。
1. 飛騨産業
2020年に創業100周年を迎えた「飛騨産業㈱」。曲木技術を応用した加熱圧縮技術で、家具には不向きとされてきた杉の製品化を実現。国産杉の活用により環境保全・地場産業活性化にも貢献しています。
民芸調の落ち着いたテイストからモダンな空間にあうスタイリッシュなデザインまで、ラインナップも豊富で好みのインテリアに合わせた商品を選べます。
■飛騨産業公式サイト https://kitutuki.co.jp/
2. 柏木工
家具だけでなく、キッチンや室内ドアなども開発・製造を自社で行う老舗家具メーカーです。はじまりは昭和18年の挽き物工場。「トヨタ生産方式」と呼ばれる効率のよい生産方法と熟練の技と組み合わせることで、高品質な製品の多種少量・短納期化に成功。
アメリカンウォルナットを用いたダークブランと黒いレザーの組み合わせなど、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気の製品が多くあります。大人のしっとりとした上品さが魅力的です。
■柏木工公式サイト https://www.kashiwa.gr.jp/
3. 日進木工
名古屋城本丸御殿の復元工事で1,200本近い建具を納めるなど、伝統的建築物の修復・復元工事にも力を入れて取り組んでいる企業。70年の歴史があり、飛騨の匠の技を受け継いでいます。また仕入れた木材を約1年天然乾燥させ、含水率8%という基準に近づけるなど労力を惜しみません。その手間と時間をかけることで、良質な家具が生まれるのです。
オーク材を用いた明るいナチュラルテイストの製品が多く、優しい雰囲気のリビングダイニングを演出できます。シンプルな中にエッジの効いたデザインで、素材の持つ心地よさを体感できます。
■日進木工公式サイト https://www.nissin-mokkou.co.jp/
まとめ
およそ1300年前、平城京や平安京でその技をかわれて活躍した飛騨の匠。脈々と受け継がれてきた職人の心と技術が、家具作りにもたしかに根付いています。
「脚もの」と呼ばれる椅子やテーブルは、美しさだけでなく強度、座り心地も重要となり製作の難易度が高い家具です。飛騨の職人の森や木材への知識の深さ、美意識の高さが精度の高い製品を生み出しています。
自然素材が生きた無添加住宅には、木のぬくもりを感じる家具はとてもよく合います。オノブンの家で、やさしいインテリアをご覧になりませんか?ぜひお気軽に遊びに来てくださいね。