注文住宅でシックハウス症候群！？原因となる物質とは
建物から放出される化学物質で室内の空気は汚れており、これらの空気を吸い込むとシックハウス症候群になります。とくに、新築直後の家に引っ越した際に発症するケースが多いです。そのため、化学物質を発生させない自然素材の家が健康に良いとされています。
実際に、どのような化学物質がシックハウス症候群の原因となるのでしょうか？この記事では、シックハウス症候群の原因となる物質について分かりやすく解説します。
キシレン
キシレンは、塗料や顔料、接着剤などに含まれており、無色の液体で独特の刺激臭を持っています。壁紙を貼る際に使用する接着剤などにも含まれており、室内濃度指針値は0.20ppm以下でなければいけないと厚生労働省でも指定されている化学物質です。キシレンを吸ってしまうと、顔面紅潮や熱感、めまい、のぼせ、意識消失などになります。
トルエン
トルエンは、油性ニスや合板、シロアリ駆除剤などに含まれている化学物質です。室内濃度指針値は0.07ppm以下と厚生労働省でも指定されています。トルエンを吸ってしまうと、皮膚異常や行動障害、不眠などに影響が出ると言われています。
エチルベンゼン
エチルベンゼンは、内装材料の施行用接着剤に含まれている炭化水素のことをいいます。室内濃度指針値は0.88ppm以下と厚生労働省でも指定されている化学物質です。室内濃度が濃くなると、皮膚障害や粘膜障害を発症するので注意しなければいけません。
クロルピリホス
クロルピリホスは、シリアリ駆除剤などに含まれていましたが、人体に有害な化学物質ということで、建築基準法で使用が禁止されました。
現在のシロアリ駆除剤には、クロルピリホスは含まれていませんが、化学物質が人体に及ぼす影響は恐ろしいものだと理解することができるでしょう。
まとめ
今回は、シックハウス症候群の原因となる主な化学物質について解説しました。
- キシレン…顔面紅潮や熱感、めまい、のぼせ、意識消失
- トルエン…皮膚異常や行動障害、不眠
- エチルベンゼン…皮膚障害や粘膜障害
- クロルピリホス…毒性が強いため使用禁止
建物の塗材や合板に含まれている化学物質の危険性は理解して頂けたと思います。このような化学物質を発生させない自然素材の家が注目を浴びているのです。
無添加住宅は、自然素材の中でも接着剤に米糊を使用するなど、100％自然素材の家。科学物質が発生しない素材のみで作っている家のため、安心して住むことができるのです。
ぜひ、無添加住宅に興味を持った方は、オノブンの家まで遊びに来てみてくださいね。
