夏服のおかたづけ。「ころもがえ」はもう終わりましたか?
10月といえば、会社や学校で「ころもがえ」が行われるタイミングです。
制服がある方は、一斉に切り替えられて気持ちもリフレッシュできるのではないでしょうか。「うっかり夏服のまま登校してしまった」という思い出がある方もいるかもしれませんね。
最近は9月下旬になっても夏の暑さが残る日も多く、10月のはじめはまだ秋・冬服を着る気持ちになれないこともあります。
しかし朝晩には肌寒さを感じる日もあり、急な冷え込みがあるかもしれません。秋・冬用の服をすぐに着られるように準備しておきましょう。
1. 衣替えのタイミングをしっかり見極めて
秋のころもがえは、最高気温が15から20℃・最低気温が20℃を下回るころがよいと言われています。
気象庁が提供している、仙台市の「過去の気象データ」を参照すると、最高気温20℃前後の10月がもっとも適切でしょう。台風や大雨の多い9月に比べて、カラッと爽やかに晴れる日が多い10月は洗濯にも向いています。
1日で一気に終わらせたい方もいると思いますが、急に暑さが戻りせっかくしまった夏服を取り出さなければいけないケースが起こるかもしれません。
気温や天候の変化にあわせて調整できるように夏服をすこし残しながら、数日から2・3週間ほどかけておこなうことをおすすめします。
2. 「皮脂汚れ」をしっかりと落としてから
夏服をしまう際に気をつけたいのが「皮脂汚れ」です。
パッと見るときれいでも、汗をたくさん吸ったシャツには汚れや皮脂がこびりついています。時間が経過するとシミや黒ずみが悪化して、次に出してきたときには手遅れで着られなくなる可能性もあります。
日々の洗濯では落としきれない、がんこな汚れや皮脂をしっかり洗い落とす「しまい洗い」をしておきましょう。
首・袖・脇まわりなどの汚れがつきやすい箇所はつけ置き洗いをします。シミや汚れは、重曹や漂白剤でケアをします。
石けん成分が残ると黄ばみの原因になるので、すすぎはキレイなお水で2回しっかりとおこなってください。お風呂の残り湯はタンパク質(垢)が混ざっているので、使わないようにしましょう。
3. 虫食いとカビ対策をきちんとしましょう
洗濯が終わったら、しっかりと乾燥させて収納にしまいます。
虫食いを防ぐために、防虫剤を入れましょう。期限が切れていない新しいものを用意し、衣類の「上」に置いてください。防虫剤は上から下に広がるため、タンスの底や衣類の下に入れてしまわないようにします。
また湿気によるカビの発生を防ぐために、除湿剤を入れるのもおすすめです。
まとめ
面倒なころもがえですが、ていねいに「洗いじまい」をすると来シーズンも気持ちよく着ることができます。
大切な衣類を長く着用するためにも、この季節にきちんところもがえをしましょう。