エフォートレスな暮らし 必要なのは自分を許す気持ち
ファッション用語として耳にすることも多い「エフォートレス」。「エフォート(努力)」+「レス(しない)」という2つの言葉からできており、肩ひじ張らない・力を抜いたなどの意味があります。ファッションでは、締め付けない装いやダボっとしたシルエットなど、すこし緩さを感じるスタイルに当てはめられます。この「エフォートレス」、なにかと気ぜわしい現代社会で新たに注目されているライフスタイルのひとつでもあります。
今日はエフォートレスな生き方を意識して、心地よい暮らしを考えてみませんか?
1. 80%が100点満点
ひと昔前のように、なんでも結果を求めず、その経緯や過程も大切にされるようになってきました。と言っても、まだまだ私たちは完璧でありたいと、がんばり「すぎて」しまいがちです。ワークライフバランスの充実を意識しすぎて、かえって肩に力が入りすぎてしまう方も多いのではないでしょうか。仕事や家事、子育てだけでなく、趣味や友人との付き合いなど、人生をよりよくするために、様々なことに翻弄されがちな日々。
がんばりの基準は人それぞれですが、100%の力を出すこと=100点満点と考えず、20%ほどの余力を残した状態を100点としてみましょう。満点の基準を変えることで、いっぱいになっている気持ちが少し楽になりますよ。
2. 甘やかすのではなく 許すこと
エフォートレスな生き方は、けして「だらだらする」ことではありません。健やかなからだと心を育むには、適度な運動や栄養バランスのよい食事を心がけるなどのストイックに自分を律する必要があります。でも毎日24時間1年中、休むことなく続けるなんて、考えるだけでも疲れてしまいますよね。
そんなときは、自分にご褒美や手抜きを許してあげましょう。毎日、お弁当づくりを頑張っているから土曜日は外食やレトルト食品を使う。毎朝、ジョギングをしているから、雨の日はその分ちょっと多めに眠るなど。がんばっていることに息抜きのタイミングを作ることで、無理なく充実した日々を送ることができます。
3. ゆとりが生まれたら 一歩前へ
「もしかしたら頑張りすぎていたのかな?」
少しだけ力を抜いてみると、案外見えていなかった自分の中の力みに気づくでしょう。エフォートレスを意識して、時間・気持ち・体力に余裕を生み出すと、実は自分自身にもっともっと可能性があることが分かります。
心身にゆとりが生まれたら、新しいことにチャレンジしてみるもよし、諦めていたことを再開してみるのもよいでしょう。さらに輝いた人生が目の前に開けます。一歩前に進むことで、また気持ちが忙しなくなってきたら改めてエフォートレスなリズムを思い出してくださいね。
まとめ
がんばることは、とっても大切なこと。でもほんの少し力を抜いてみることで、よりパフォーマンスがよくなることがあります。ゆとりを感じると視野も広がります。そんな気取らない、内側からの輝きが本物の魅力なのかもしれません。
エフォートレスな生き方、いかがですか?