注文住宅で採用されるスキップフロアのメリット・デメリット
注文住宅でスキップフロアが採用されている施工事例を見て、広々と見える空間に憧れた方もいるのではないでしょうか?しかし、このスキップフロアにはメリット・デメリットがあるので、特徴を理解した上で採用するかどうかを検討してみてください。
この記事では、注文住宅で採用されるスキップフロアのメリット・デメリットについてご紹介します。
注文住宅の間取り実例にあるスキップフロアとは
スキップフロアとは、フロアの高さを半階層ずらして中階層を作る間取りのことをいいます。中階層のフロアを作ることで、縦の空間を有効活用することができるのが、スキップフロアの大きな特徴です。空間を壁で仕切ることなく、段差を加えることで、空間に緩やかなつながりを持たせた、連続性のある空間を作ることができます。
注文住宅でスキップフロアを採用するメリット
注文住宅でスキップフロアを採用する方がいますが、スキップフロアには、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、注文住宅でスキップフロアを採用するメリットについて解説します。
2階建てでも三層以上を確保できる
法律によって、建物の高さが制限されていることもありますが、そのような土地でも面積を増すことができるのがスキップフロアです。2階建てでも三層以上に分けることができるため、希望する床面積が確保できない場合に、スキップフロアが採用されるケースがあります。
視覚的に広く見える
同じフロアで視界が平坦に通るよりも、数段の差がつくスキップフロアは、視覚的に広く見える効果があります。また、光が通りやすいため明るい室内を作りやすいという効果も得られます。
スキップフロア下部を収納スペースとして活用できる
スキップフロア下部を収納スペースとして活用することができます。一般的な住宅では、床面積の9%前後が収納スペースであることが多いですが、実際は約15%程度の収納スペースが必要と言われているのです。そのため、スキップフロアを活用した収納スペースを作れば、無駄なく無理なく、収納スペースを増やすことができます。
高低差のある土地にマッチする
スキップフロアは段差によって空間を仕切ることができるため、高低差がある土地に建物を建てる場合に効果を発揮します。高低差のある土地でも、スキップフロアを採用すれば、その土地を最大限有効活用することができます。
狭小地との相性も良い
スキップフロアは壁で部屋を区切りません。そのため、家全体の空間を共有しながら繋いでいくため、部屋の圧迫感を排除できます。また、基本的に廊下も設けることはないので、使用頻度の少ない空間を最小限に圧縮することができます。このような理由から、スキップフロアは狭小地との相性が良いと言われているのです。
注文住宅でスキップフロアを採用するデメリット
注文住宅でスキップフロアを採用するメリットについて解説しましたが、デメリットもあるので注意しなければいけません。次に、注文住宅でスキップフロアを採用するデメリットについて解説します。
冷暖房費用がかかる
スキップフロアは各部屋が段差で分けられており、壁を設けていないので、部屋の間取りが広くなる分、冷暖房の効果が薄れてしまいます。空調が全室に行き届きにくく冷暖房費用がかかるのが、スキップフロアのデメリットです。
段差で躓いてしまう
スキップフロアはオシャレな空間を演出できるので、20代・30代の方に人気です。しかし、70代・80代と高齢になり、足腰が悪くなってしまうと段差に躓いて怪我をすることもあります。そのため、高齢者や小さなお子さんがいる家庭には、スキップフロアは不向きです。
掃除が大変になる
スキップフロアは掃除が大変になりがちです。まず、お掃除ロボットが使えません。また、スキップフロアで作った中階層の部屋の天井が低く、掃除する体制がキツくなるという問題も発生しがちです。
まとめ
今回は、注文住宅の間取りで採用されるスキップフロアのメリット・デメリットについて解説しました。スキップフロアを活用すれば、高低差のある土地や狭小地などの問題も解消することができます。しかし、部屋に段差があると躓いてしまったり、掃除が大変になったりなどの問題も出てくるので、良く検討するようにしましょう。
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